紫禁嬢を壊滅させる。
それはつまり、美帆さんを倒すという事。
流れのままレディースを作る事になり、こんな話し合いにまで参加しているが、
この時、私の頭の中には、美帆さんと戦うなんて気持ちは少しも無かった。
「ふう〜、食った食った。
さて、もうひとっ走りしてくるか」
ご飯を食べ終えると、咲希が話し合いの途中にも関わらず、そう言って立ち上がった。
「え…ちょっと待てよ。
まだ話の途中だろ」
若菜がそう言い、咲希に続いて久恵も立ち上がった。
「まあ、大体の話は分かったし、
とりあえず、7月7日までは別にする事無いんだろ?」
「…いや、まあそうだけど、色々と対策だってあるし、
こっちから仕掛けるとか以前に、あっちはウチらを潰そうとしてんだから」
「気合いで潰されんな。
以上、健闘を祈る」
「……。」
2人はそう言って歩き出し、亜季ちゃんが咲希を呼び止めた。
「咲希」
「ん?
あ、ごちそうさん、亜季ちゃん」
「何かあったら電話するから、咲希も遠慮無く連絡してきなよ」
「うん、わかった。
兄貴に亜季ちゃんは優しくて飯もおごってくれたって言っとく」
「え…
あ、うん、言っといて…」
「正直だな、亜季ちゃん」



