「あんたらが頼もしいってのは分かったけど、最低限の礼儀くらいは、わきまえてくんねえかな。
愛梨や亜季が負けたからと言って、仮にも2個上だぞ」
花魁道中(おいらんどうちゅう)
4代目総長、笠松一華。
「なんだ君は、偉そうに。
敬語使ってほしかったら、私をリングに沈めてみろ」
咲希がそう言うと、花魁の頭は無言でスッと立ち上がった。
「…表出な」
「よかろう」
「やめろって咲希…」
歩き出す2人に、愛梨が駆け寄る。
「ま…待てってイチカ、
貴重な戦力同士で潰し合ってどうすんだよ。
やるなら紫禁嬢を潰した後でもいいだろ、どうせ、それまでの協定なんだから…」
「……。」
愛梨が仲裁に入り、一華は不服そうな顔をしながらも、ゆっくりと着席した。
「あれ、やんねえのか?」
「咲希、座りなさい」
「亜季ちゃん、なんか言葉使い変だぞ」



