「久恵ー、
駐輪場こっちだぞー。
アーケードの中まで持ってくつもりか」
「金かかるじゃん」
「キップ切られた方が高くつくぞ」
信号からすぐの場所に在る地下駐輪場へ入り、階段脇に在る二輪用通路を、ブレーキを掛けながら下り終えると、
私達と入れ違いに、見覚えのある二人組が出て来る所だった。
「お、お前ら…」
「あー、亜季ちゃんだ」
そこに居たのは美音の亜季ちゃんと、副総長の二人だった。
「元気ー?」
「友達かよ…
…あ、マッハ」
「羨ましいだろ〜」
「…うん、ちょっとな。
私もこれ、欲しかったんだ…」
「素直だな、亜季ちゃん」
私に続き、千春や久恵達も下に降りてきた。



