そして、 街中へ入ると、私と千春は大きな交差点の赤信号で、前を走っていた久恵達に並んだ。 「なあ、腹減んない?」 信号待ちをしていると、隣に並んだ久恵が言ってきた。 「何か食べる?」 「よし、アーケード行くか」 久恵はそう言って、突然エンジンを切り、RDから降りて押し始め、目の前を通過する歩行者に紛れ、一段階左折を行った。 「…ったく、 何でもありだな、あのバカ共は…」 仕方なく、私や千春もエンジンを切り、単車を押して歩きながら、久恵達の後を追って歩道へ向かった。