翌週。
千春のCBに続き、久恵達のRDの納車が済み、エデンの前に3台の単車が揃った。
「待ってたぞ風間くん!
早く降ろしてくれ!」
「わかったから荷台のダンボール下に降ろせ、メット入ってるから」
軽トラでRDを運んできた風間さんは、急かす咲希にダンボールを取らせ、RDを軽トラから降ろした。
「風間くん!鍵くれ鍵!」
「…うるせえ奴らだな」
RDを地面に降ろした風間さんは、ポケットから出した鍵を久恵に渡し、
久恵は早速エンジンを掛けた。
「よっしゃー、行くぞ咲希。
乗れ!」
「おう!」
「待て待て待てー!
お前らメットかぶってけ!」
颯爽と旅立とうとする二人を止め、私はひみ子が開けるダンボールの中から、赤い半キャップを2つ取り出し、2人に渡した。



