店内にあった、予定より少し小さめのツボを3つ購入し、私達は金物屋を出て歩き出した。
「楽しみだな〜、早く漬けたいな。
千秋ちゃんにも今度、おすそ分けしてあげるね」
「…はあ、どうも」
「あー、
あそこの喫茶店、入ったこと無い。
コーヒーでも飲んでこっか」
「……。」
両手にツボを2つブラ下げながら、私は鼻歌を歌いながら隣を歩く美帆さんを、上目でジーッと見つめ、ふいを突いてみた。
「あのう、メイファンさん」
「ん、何?」
「あーーっ!!
やっぱりメイファンじゃん!!」
「あー!しまったー!!」
「……。」
「……。」
なんだ、この人。
本気でそう思った。



