「あ、これいいなあ。
いかにも美味しい味噌漬けが浸かってそう」
金物屋の入り口で立ち止まった美帆さんが、直径1メートル近く在る巨大な茶色い壺を見つけ、足を止めた。
「いや、デカいですよね。
いくら日持ちするからって、腐りますよ、全部食べ終わる前に」
「ぬか漬け用と、味噌漬け用。
あと、浅漬け用も必要だよね。
この半分位の大きさのを3つ買おう」
「半分でも十分デカいと思いますけど…」
「その為に千秋ちゃんを呼んだんじゃん。
あ、私バック持ってるから、千秋ちゃんが2つ持ってね」
「……。」
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