紫禁嬢の集団が、まるで流星群の様に、目の前を全て通過し終えると、
言葉を失っていた私達の沈黙を、ひみ子が最初に破った。
「…ねえ、見た?」
それに答える千春。
「美帆さんだよな…今の…」
続く、咲希。
「なんて読むの、あれ。
普通は、総隊長とかじゃねえのか、頭なら」
「皇太后(こうたいごう)
国によるけど、皇族みたいな感じ」
「…皇族?」
千春の言葉を聞き、私の脳裏に、あの時の2人の姿が浮かんだ。
「…違うよ」
「…?」
みんなの視線が、私に向く。
「…あれは多分、
この街の、女王様って意味」
私はこの瞬間、
美帆さんの正体が、メイファンだと確信した。



