それから間もなく、
先頭の数台が私達の前を通過し、その後ろから、30台程の単車と車がゆっくりと後に繋がり、
旗持ちをする単車の男が掲げる旗に視線を向けると、北帝連の文字が見えた。
「あ、風吹君だー。
おーい」
集団の真ん中を走る、白い特攻服姿の風吹君に久恵が両手を振ると、
風吹君はクスッと笑い、単車の数カ所に付けている回転灯とホタルを、私達に見せる様に点灯させてくれた。
「おおー、スゲー!
派手だな、風吹君の単車」
県内で最大の人数を誇る北帝連は、私達の前をゆっくり通過すると、そのまま街中へ昇って行った。



