それから程なくすると、 遠くから暴走族の音が聞こえ始め、その音は徐々に近づいてき、 扉を閉めている店内の中までハッキリと聞こえる程、大きくなっていった。 「始まったな。 昇りだし、この台数、風吹達じゃねえか?」 書類を手にしながら風間さんがそう言い、久恵が風間さんに聞き返した。 「ここ通るの?」 「反対車線だけどな」 「マジか、見に行こうぜ」 久恵はそう言って店から飛び出し、私達も後を追った。