「どうよ、乗った感触」 ヤンキー座りをしながらタバコを吸っていた風間さんが、スッと立ち上がりながら千春に尋ねた。 「これ下さい」 「毎度あり」 「ええー!? そんな簡単に決めていいのー!?」 私が驚いていると、二人はクスッと笑い、風間さんがCBを店内に移動させながら言った。 「単車なんて、そんなもんだよ。 一度またがれば、自分のパートナーに相応しいか、そうじゃないかがハッキリ分かる」 「…へえ、そんなもんなんすか」