その後、三人が帰るのを入り口まで見送りに出た。
「じゃあ、すいません。
よろしくお願いします」
「カツアゲされんなよ〜」
成美にそう言った私は、振り返ってリングの方へと歩き出した。
「北中に返事聞きに来るとか言ってたけど、どうする、こっちから行く?」
少し後ろを付いてくる千春に聞いた。
「行くって、美音の奴らの家も名前も知らないじゃん」
「あ、そうだった」
すると、ボールを拾った咲希が、ゆっくりとドリブルしながらリングへ向かい、ボソッと言った。
「兄貴なら何か知ってるかもな。
聞いてみる?」
「ああ、そう言えばデッカいチームのボスだもんね。
家に居るの?」
「出かけてなきゃ居る」
「そりゃそうだ」



