すると、
由真の言葉に咲希が突っ込んだ。
「いや、そうとも限らねえだろ。
キャッツは弱かった訳だし」
「愛梨の上は強かったのかも知れないじゃん。
そもそも、あんたらを基準にしたら、強いのか弱いのか分からねえだろ」
「まあ、不良は無駄にプライド高そうだからな。
つーかさ、ウチらの街に、レディースって何チームあんの?」
再び由真が答える。
「今、残ってるのは…
県北が3チームに、県南が2チーム、
それに紫禁嬢を入れた、6チームです」
「意外に少ないんだね。
もっといっぱい在るかと思った」
ひみ子がそう言うと、成美が口を開いた。
「2年前までは…
11チーム在りました」
「え、じゃあ…
紫禁嬢って6チームも吸収したの?」
「潰されただけで、下に付かないでバックレたチームもありますし、
2年前に17.8才だった人らは引退してる人も多いと思いますけど、
大体の奴らは、今はみんな、紫禁嬢の特攻服を羽織ってます」
「…何人位居るの、紫禁嬢って」
「見当も付きません。
支部とかが在る訳でもないんですけど、チームがデカすぎて、メンバー全員が1回の流しで集まるなんて事は無いので。
土曜の夜に国道で見かけても、10台の時もあれば、30台の時もありますし」
「…ふうん、未知数って訳か…」



