「紫禁嬢の奴ら?」
千春の問いに、成美が答える。
「いえ、
夜響美音(やきょうびおん)って言うチームです」
「夜響美音?」
「県南の、10人位のチームです」
すると、
チーム名に反応したバカ2人が、空気を読まず、阿吽の呼吸で下らない会話を始めた。
「続いてのニュースは、アナウンサー泣かせと言われる、夜響美音に関するニュースです。
新人の二階堂アナ、どうぞ」
久恵が二階堂アナに振った。
「つじゅいてのニュースです」
「そこから噛む!?」
「やきゃう…夜響びよ…
夜きょ〜びゅよん…
夜響美音と言うレディースが、町内早口言葉選手権の開催を決定しました」
「……。」
戸惑う後輩達。
「ごめん、それで?」
「…あ、はい」
成美は続きを語り始めた。



