その後、
私達は再びタクシーで街中へと戻った。
「美帆さんは今からどっか行くんですか?」
駅前でタクシーを降り、バスのロータリーの前を歩きながら尋ねた。
「ううん、
私も一度、家に戻るよ。
夜はデートだし」
「デート!?
彼氏居るんですか!?
って、居て当たり前だけど…」
「あはは、うん、居るよ」
「…あ、もしかして社長ですか?」
「お、鋭いねえ。
あれは、彼氏その2」
「その2って…
何人居るんですか…」
「あはは、内緒」
美帆さんは駅の入り口まで私を送り、私達はここで別れる事となった。
「じゃあ、とりあえず来週辺りに、名義変更するから。
印鑑証明とか忘れないでね」
「はい、ありがとうございました」
切符を購入し、振り返ると、美帆さんはまだ見送ってくれていて、手を振ってきた為、
私も改札を抜けるまで手を振り返した。
「…可愛い人だ。
惚れちゃいそうだ…」



