オートマの原付にしか乗った事が無い私だけど、それでも、バイクを運転するのは楽しいと思えたし、 これから乗るギア付きの単車を運転し、その気持ちが更に強くなる事は、なんとなく感じていたから、美帆さんの言っている事は理解できた。 「あ!!」 その時、 突然、美帆さんが何かを思い出したかの様に、声を上げた。 「どうしたんですか?」 「千秋ちゃん達、 単車の運転、出来るの?」 「いえ、出来ませんよ」 「……。」 買ってしまえば乗れるだろう。 単純な私達は、そう考えていた。