店の外を歩く通行人を眺めながら、何やら楽しそうに考え始める美帆さん。 「うん、決めた。 どうせ、遅かれ早かれ辿り着くだろうし」 「え?辿り着く?」 そう言ってニコッと笑った美帆さんは、伝票にスッと手を伸ばし、ハンドバッグとどら焼きを持って立ち上がった。 「行こう」 「え…どこにですか?」 「ついてからの、お楽しみ」 「……。」