仲間の特殊能力が少し謎だったが、とりあえず美帆さんは喜んでくれてホッとした。
「こちらこそ、ありがとね。
喜んでたよ、社長」
「あ、いえ。
なんか、給料にも色付けてもらっちゃったみたいで…
おかげで目当てのバイクも買えそうです」
「あはは、それは良かった。
バイク、もう決めたんだ?」
「あ、はい。
私はとりあえず、MB50あたりを買おうかと…
って、わからないですよね」
そう言って愛想笑いをしていると、美帆さんから意外な返答が返ってきた。
「へえ、ギア車か。
そのうち、3速じゃ物足りなく感じちゃうよ」
「…え」
美帆さんはそう言って、意味深にクスッと笑った。



