各自が担当するエリアまでは、会社の人が車で送迎してくれるそうで、 定時よりも早く回収が終わった場合は、会社に連絡すれば迎えに来てもらえるとの事だった。 「美帆。 俺も外に出るけど、帰るなら乗ってくか?」 準備が終わり、個室を出て出発しようとすると、社長さんが美帆さんに言った。 「ん、いいや。 ひみ子ちゃん心配だから、私も送迎に乗って最初だけひみ子ちゃんと回るよ」 「わかった、よろしくな」 2人のやり取りを見て、この2人は不倫の匂いがすると、私と千春の嗅覚が察知した。