会社へ着くと、
私達は会社の名前が入った蛍光色のジャンパーを着せられ、各自に顧客の住所が記載された紙、それに地図やマニュアル等を手渡され、
別室の個室に移動させられると、美帆さんの知り合いという、40代位の社長さんが姿を現し、
社長さん自らが私達に仕事の流れを説明してくれた。
「地図の見方とかは大丈夫だよね?」
社長さんに聞かれ、三人揃ってハイと返事をした直後に、私と千春はひみ子に視線を向けた。
「え、大丈夫だよ。
上が北、下が南」
確認の為、質問してみた。
「西は?」
「……左?」
「何で疑問系なんだよ」



