「で、どういう事?
さっきの話」
久恵がテーブルに片ヒジをつきながら、横に座る後輩達に顔を向け、
真ん中の成美がそれに答えた。
「ウチらもキャッツの人に話を聞くまでは、噂で軽く聞いた事がある程度だったんですけど…
この街のレディースに、大きな動きがあったんです」
「大きな動き?」
「最近、この街を走る1つのレディースが、他のチームを潰したり吸収したりしながら、どんどんデカくなってるんです」
「…ふうん。
ありきたりな話じゃん」
「はい。
でも、キャッツの人らの話によると、レディースだけの問題じゃなく、
そのチームの奴ら、ウチらみたいな不良達も、見境無く引き込むつもりらしいんです。
この街で不良やってる女、全てを」



