戦ったところで勝負は見えていると、愛梨は分かっているだろうが、
どうせレディースというプライドが邪魔をし、ここは退かないだろうなと思い、
私は仲裁に入る事にした。
「はい、そこまで。
もういいだろ、咲希。
あんたの勝ち」
「なっ…
テメー、勝手に決めんな!
私はまだ立ってんだろーが!!」
「じゃあ、まだヤル?
こいつらが手加減して殴ってんの、あんた分からないの?
マジで死ぬかもよ、こいつらが本気出したら」
「……。」
愛梨が私を無言で睨み合つけていると、千春が三人の後輩達に言った。
「行くよ」
「え…あ、はい…」
愛梨達を残し、私達は後輩達を連れ、裏路地から出て歩き出した。



