アーケードから脇道に入り、本屋を目指していると、
通りかかった狭い裏路地の奥の方で、何やら不良らしき女達が、三人の女の子を取り囲んでいた。
「なんだあれ、カツアゲか?」
久恵が立ち止まり、私達も足を止めた。
「…あれ、
あの子達、マミとかのタメの三人組じゃない?
一個下の不良みたいな子達」
面識は無いが、同じ中学の目立つ集団だった為、私達は顔だけは知っていた。
「ああ、あいつらか。
どうすんの、千秋、
助ける?」
咲希はそう言って私の顔を覗いた。
「カツアゲなら助けるけど、
なんか、話してるだけっぽくない?」
「じゃ、シカトで」
「いや、念のため行こう」
私はそう言って歩き出し、他のみんなも後ろを付いて来た。



