「あそこの花屋、募集してないかな」 街中へ出ると、咲希が一軒の花屋を見ながら呟いた。 「募集してても時給安そうじゃね? 力仕事でチャチャーッと稼いで、さっさと辞めちまおうよ」 久恵はそう言った。 「花の知識あれば時給優遇しますってんなら、私の時給、3千円位なんだけどな」 「花マニアだもんな」