でも、
何もせず、ただ腐って動かない様な私達じゃないから、
こうして、無くした物を取り戻す事も出来た。
「ウチらは買い出しにでも行くか」
「そだな。
…よっこらせっと。
久しぶりの〜…
90度からのスリー・ポイントシュート」
「あー!
ちーちゃんイケナイんだー。
サッキーに言ってやろー」
「ほら、ひみ子パース」
「え!?」
「打て!
ノーマークだぞ、ひみ子!」
「とりゃー」
「…おお、さすが。
リングにかすりもせず、ド真ん中を射抜くとは」
きっと、
無くした物だけじゃなく、見失った物も、私達なら見つけれるはず。
「千秋〜、行かないの?」
「来い、千春。
今日こそ決着をつけてやる」
「…仕方ねえなあ、
ハンデにひみ子もディフェンスに入れていいよ」
「いや、いらない。
邪魔だし」
「ちーちゃんヒドッ」
いつもそう、
私達は諦めが悪い事だけが、唯一の取り柄だったから。



