「千秋、名前」 千春に言われ、ゆっくりと視線をリングからみんなに移す。 「カッコイイの宜しく」 咲希に言われ、名前の事をスッカリ忘れていた私は、慌てて頭を働かせる。 「カッコイイのねえ…」 「可愛いので」 「それは無いけど、 うーん…何にしよっか…」 再びリングを見上げていると、久恵が言った。 「そんな難しく考えんなよ。 ウチらの楽園なんだから、適当に思いついた名前でいいよ」 「…楽園?」 「楽園だろ。 365日、いつでもバスケが出来るなんて、夢みたいじゃん」 「……。」