「ちーちゃーん、 こっちも終わったよー」 白いビニールテープで、フリースロー・レーンとスリー・ポイントラインを引いていたひみ子も作業を終え、手伝っていた千春と一緒にリングの前に集まって来た。 「…完成だな」 久恵が言い、私達はリングを見上げた。 「完成」 「完成したな」 「完成〜」 続けて三人もそう呟き、みんなの視線がリングを見上げて口を開ける私に向く。