工場を出ると、いつの間にか外は暗くなっていた。 「明日、何時から掃除する?」 帰り道、自転車のスタンドを外しながら千春が言い、久恵が即答した。 「五時」 「夕方の?」 「いや、朝」 「早すぎるだろ」 「だって、もう年末だぞ。 元旦は初詣とかで忙しいから、早めに片付けた方が良いだろ」 「部屋の大掃除もしろよ」 「部屋は面倒くさい」 こうして私達は、翌日から工場内の掃除に取りかかる事となり、この日はこのまま帰宅した。