「ちーちゃーん、
このダンボールに入ったやつはー?」
「ゴミに出せそうなやつは入り口側に置いときな。
奥の部屋に入れると捨てる時に二度手間になるから」
「は〜い」
メインホールの奥には、左右に一つずつ小さな部屋が在り、
先ほど千春がブレーカーを上げに向かった左奥の個室と、トイレ等が在る右奥の休憩所らしきスペースが存在した。
「どりゃー!!」
「うおりゃー!!」
ふと、奇声が上がった方を見ると、久恵と咲希が張り合う様に、重そうな機材を1人で持ち上げていた。
「腰悪くするぞ…お前ら」
「ぬおおーっ!!」
「ぐおおーっ!!」
普段なら、掃除なんて命令されてもやらないコンビが、この日は誰よりも頑張っていた。



