「とりあえず、
邪魔だな、こいつら」
バスケのハーフコート程の広さがある工場内には、廃業した時に売りに出されなかった機材等が、未だに処分されず、所々にポツポツと置いて在り、機材に手を当てた久恵がそう言った。
「奥の部屋に入るやつだけ突っ込んで、入らないやつはとりあえず、入り口側に全部まとめるか。
壊れても良いやつなんでしょ?」
「うん、全部いらねーやつだって」
久恵が手を当てていた機材を2人で持ち上げていると、工場内の電気が点いた。
「おお〜、
さすがオールラウンダー。
電気関係も詳しいとは」
「いや、ブレーカー上げただけだし」
千春もそう言いながら戻って来て、咲希やひみ子と一緒に他の機材運びに取りかかった。



