その後、 再び南方面へ自転車を走らせ、しばらく色々な場所を探索するが、 これと言った場所も特に見つからないまま、午後を迎えた。 「そろそろ合流の時間だよ。 一旦、戻ろう」 久恵達とは予め、途中経過を報告し合う時間を決めていた為、私は腕時計を見ながら千春にそう告げた。 「あいつら、ちゃんと探してたんだろうな」 千春はそう言って自転車をUターンさせ、久恵の家を目指した。 「大丈夫でしょ。 いくら面倒くさがりって言っても、バスケの事となれば別でしょ」 「…だと良いけど」