探索範囲は、あまり遠くなっても面倒くさいという事で、自転車で20分以内の場所と決定し、
私達が南、久恵達が北を探す事となった。
「こういう空き地ってさ、小学生がキャッチボールとかしてるのよく見かけるけど、勝手にリング付けるのはマズいのかな?」
しばらく走ると、看板も何も設置されていない空き地が在り、千春がスピードを緩めながら言った。
「キャッチボールくらいなら、黙認されてるってだけで、本当はダメなんじゃない。
さすがにリング付けたら撤去されるでしょ」
「空き地はやっぱダメか」
「河原とかは?」
「あ、そっか。
じゃあUターンだな」
千春はそう言って来た道を戻り、私達がよく行く河原を目指した。



