翌日。
午前中に久恵の家の前に集合した私達は、バスケットのリングを設置できる場所を探す為、町内を探索する旅に出た。
「微妙な場所見つけたら、私達が行くまで勝手に入ったりしないで、保留にしとけよ」
千春の自転車の後ろに乗りながら、三人に注意事項を告げると、ピクニック気分でリュックを背負ってきたひみ子が答えた。
「は〜い。
じゃあ後でね〜」
千春が自転車をこぎ出し、遠くから私達に手を振り続けるひみ子に、私は軽く手を振り返した。
「何が入ってんだ、あのリュック」
「お菓子だろ」
「お菓子か」
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