「…何者だ、あの姉ちゃん。 芸能人か?」 美帆という女の後ろ姿を見ながら、久恵が呟いた。 「レディースの奴らも知ってる風な感じだったな」 千春がそう言い、美帆さんに見とれていた私はハッと我に返り、ひみ子に振り返った。 「コラ、ひみ子。 危険なボケかますな。 なんで写真なんか撮ってんだよ」 「だってえ… なんかバカみたいだったんだもん」 「あんたが言うな」