日々、アオハル


「世那幸せそうだなー……」

「なんかさ……まじでよかったよな」

「うんうん。クリスマスの後の世那を知ってるから余計にそう思うわ」


クリスマスの次の日。部活に現れた世那は明らかに様子がおかしかった。そこでひなちゃんとはしばらく会わないこと、引退までは部活に集中することを聞いた。


『好きって気持ちだけで突っ走って、羽森さんの立場とか気持ちとか、全然考えられてなかった。まじで最悪すぎる』


世那はひなちゃんのことを悩ませてしまったことを何よりも悔やんでいた。


ひなちゃんが世那と離れる決断をした背景には、水戸から一方的に投げられた言葉が少なからず影響したんだと思う。 


練習試合の日に水戸とひなちゃんの間にあったことをその時初めて話したら、更に世那を落ち込ませてしまった。


まあその後、水戸には世那から直接ガツンと言ってやったらしいけど。


それから数日は目も当てられないほど落ち込んでいた世那だったけど、ある日を境に怖いくらいにバスケだけに打ち込むようになった。


世那の躍進がチームの底上げに繋がり、その結果東北大会で一勝を上げるという快挙を成し遂げることができた。