日々、アオハル


☽༓・*˚⁺‧


「ねえねえお母さん。後ろ、変になってない?」


リビングのソファに座っているお母さんの元へと駆け寄って、後頭部を向ける。
 

「うん大丈夫!前も見せて見せて。ふふ、かわいい」

「へへ。ありがとう」


お母さんからの褒め言葉が少し照れくさくて、空気に晒されている頸を手で抑えた。


12月25日。クリスマス。柊くんと約束をした日を当日に迎え、私は朝から忙しなく動いていた。


柊くんとは出かけない方がいいんじゃないか。水戸さんの意見を聞いて、そっちに考えは傾いていたけれど、結局私は柊くんと出かける方を選んだ。


大河原くんが言ってくれたように、自分の気持ちを優先させた。


柊くんが誘ってくれた時、すごくすごく嬉しかった。何度も何度もメッセージを読み返して、スマホを抱きしめながら嬉しさを噛みしめたくらい。やっぱり私は柊くんに会いたかった。クリスマスという特別な日に、一緒に出かけたかった。



『世那が好きな髪型、お団子なんだって』


あの日、大河原くんは体育館へ戻る直前、思い出したようにそう言っていた。


それを聞いてから今日までの数日、毎日お団子を作る練習をした。その成果が実り、体育祭の日に亜子ちゃんにやってもらった時のような、綺麗なまん丸お団子を習得することができた。