「えっ、既読付くのはっや!」
「これ絶対ひなからの返信をスマホ握りながら待ってたよね」
私の両端から顔を出すふーことあっちゃんは、興奮気味にスマホを覗き込んでいる。かくいう私も、すぐに既読がついたことにバクバクと心臓を鳴らしている。
《ありがとう。25日の日曜日は空いてる?》
既読がついて数秒後、開いたままのトーク画面には新しいメッセージが表示された。
「あれ?25日って……」
その答えを大声で教えてくれたのはふーこだった。
「クリスマスじゃん!!」
「相手も攻めるね〜」
「ひなは?25日空いてるの?」
「うん。予定は特に…。日曜日は部活も休みだから、1日、空いてる」
予定があるとすれば、夜に家族でクリスマスパーティーをするくらいだ。
《25日は1日空いてるよ!》
《よかった。じゃあその日にどこか出かけよう》
《うん!楽しみにしてます》
《俺も。また近くなったら連絡するね》
トーク画面を開いたまま、メッセージのやり取りは速いラリーで進んだ。柊くんのメッセージにスタンプを送って、やり取りは一旦終了。
「は〜〜〜〜〜〜……」
力の抜けた私は、倒れ込むように机の上に顔ごと突っ伏した。


