ベリクリーデを連れて、『コーポ シューティング・スター』に戻ってきた。
「ふー…。ただいま」
何だかんだ、今日はよく動いたな。
不動産屋に行って、一階に住むおしゃべりなおばさんに、このアパートの住人に関する情報と。
それから、この204号室の前の住人について、話を聞き。
さっきまで図書館に行って、この地域で起きた心中事件について調べていた。
正直心身共に疲れているが、まだまだ休む訳にはいかない。
さて、まずはさっき司書さんにコピーしてもらった新聞記事を、改めて読んで…っと。
「…」
「…?ベリクリーデ?」
俺は先に靴を脱ぎ、リビングに入ったが。
ベリクリーデが、後を追ってこなかった。
…代わりに。
玄関の閉まったドアを、じーっと見つめていた。
そこには、ドア以外何もないはずなのに。
…え…っと?
「ベリクリーデ…?」
「…」
「…何かいるのか?見えるのか?」
「…こっち見てる…」
えっ…!?
「おい、ベリクリーデ…。何を…」
「…ほぇ?」
いつものきょとん、とした顔で、ベリクリーデはこちらを向いた。
「…どうしたんだ?」
「??何が?」
「…いや、何でもない」
昨夜から思ってたが、この部屋。
どうやら、ベリクリーデにだけ感じ取れる「何か」がいるらしいな。
「…ベリクリーデ、さっきコピーしてもらった新聞記事を調べよう」
「ほぇ?『ねないの だあれ』を読まないの?」
「…そっちは後にしてくれ。頼むから」
「はーい」
ベリクリーデは、もう玄関には見向きもしなかった。
…一体何が見えてたんだろうな?…あまり想像したくない。
…しかも。
「…!」
「?ジュリス、どうしたの?」
「…水…」
「え?」
台所の、シンクだ。
水道の蛇口から、またしても、ぽたり、ぽたりと水が滴っている。
…畜生…またこれかよ。
水道代が勿体ないだろ。やめろよ。
改めて蛇口を強く締め直したが、また夜中になったら、水が溢れてるんだろうな。
良いようにやられているようで、何だか悔しい。
「ふー…。ただいま」
何だかんだ、今日はよく動いたな。
不動産屋に行って、一階に住むおしゃべりなおばさんに、このアパートの住人に関する情報と。
それから、この204号室の前の住人について、話を聞き。
さっきまで図書館に行って、この地域で起きた心中事件について調べていた。
正直心身共に疲れているが、まだまだ休む訳にはいかない。
さて、まずはさっき司書さんにコピーしてもらった新聞記事を、改めて読んで…っと。
「…」
「…?ベリクリーデ?」
俺は先に靴を脱ぎ、リビングに入ったが。
ベリクリーデが、後を追ってこなかった。
…代わりに。
玄関の閉まったドアを、じーっと見つめていた。
そこには、ドア以外何もないはずなのに。
…え…っと?
「ベリクリーデ…?」
「…」
「…何かいるのか?見えるのか?」
「…こっち見てる…」
えっ…!?
「おい、ベリクリーデ…。何を…」
「…ほぇ?」
いつものきょとん、とした顔で、ベリクリーデはこちらを向いた。
「…どうしたんだ?」
「??何が?」
「…いや、何でもない」
昨夜から思ってたが、この部屋。
どうやら、ベリクリーデにだけ感じ取れる「何か」がいるらしいな。
「…ベリクリーデ、さっきコピーしてもらった新聞記事を調べよう」
「ほぇ?『ねないの だあれ』を読まないの?」
「…そっちは後にしてくれ。頼むから」
「はーい」
ベリクリーデは、もう玄関には見向きもしなかった。
…一体何が見えてたんだろうな?…あまり想像したくない。
…しかも。
「…!」
「?ジュリス、どうしたの?」
「…水…」
「え?」
台所の、シンクだ。
水道の蛇口から、またしても、ぽたり、ぽたりと水が滴っている。
…畜生…またこれかよ。
水道代が勿体ないだろ。やめろよ。
改めて蛇口を強く締め直したが、また夜中になったら、水が溢れてるんだろうな。
良いようにやられているようで、何だか悔しい。


