神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

…あぁ。

行ってしまう。ベルーシャが…。永遠に。

「…クロティルダ」

ベルーシャは最後に、人生の、本当の本当に最後に。

振り向いて、俺に向かって言った。




「今度は…。君も、自分に素直に生きられると良いね」



さようなら、ではなかった。

彼女が人生で許された、最後の言葉。

それは、俺の魂の…核心を突くような言葉だった。

「ベルー…シャ…」

次の瞬間。

聖神ルデスの手によって、ベルーシャは物言わぬ骸と変わった。

世界の…人類の、滅びの瞬間だった。