神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

折角、転校することが決まったのに。

私は結局、新しいDランクの魔導学校に通うことは、一度もなかった。

お父さんとお母さんが、転校を許してくれた…その日の夜。

私の家に、悲劇の瞬間がやって来た。






…その夜、私はなかなか寝付けなかった。

あんなことがあったんだから、仕方ない。

ベッドに横たわっているよりも、起きて、歩いてリビングに行きたかった。

そこで、また両親が秘密の話し合いをしてるんじゃないかって。

聞きたいけど、聞きたくなかった。

そんな複雑な思いを抱えながら、私は遅くまで眠れなかった。

それでも、明け方が近づくにつれ、私はうとうとと微睡んでしまった。



…血なまぐさい匂いを感じて、私はふと、目を開いた。