神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

だけど…でも。

言えるはずないよね。そんな冷たい言葉。

両親はそういう人ではない。

裏切られたような気分だった。

我儘だよね、私。

転校したいって言い出したのは自分なのに、いざ転校するとなると、失望されたことに落ち込むなんて。

本当に…情けない。

「?ベルーシャ?」

「…ううん、分かった。…ありがとう」

私は無理矢理、何とか微笑んでみせた。

「転校しても、私…魔法の勉強、頑張るから」

「あなたのペースで勉強すれば良いのよ。これまでずっと頑張ってきたんだから。少しは肩の力を抜いて」

あれほど、頑張りなさいと言っていたのに。

転校すると決まった途端、お母さんはそんな風に言い出した。

…お母さんなりに、私を気遣ってくれてるんだろう。

だけど…だけど、私は…。

「…」

心が痛かった。ズキズキと、血が滲んでいるような痛みだった。

…どうして、私がこんな痛みを。