神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

思考停止した俺は、ベリクリーデの隣に横になった。

こいつ、枕も毛布もなしに寝やがって…。

「ったく…枕くらい敷いて…。毛布もかけろよ。風邪引くぞ」

「…zzz…」

…起きないし。

俺はベリクリーデの頭を持ち上げて、枕を敷いてやった。

更に、身体に毛布をかけてやった。

子供の世話じゃねぇかよ。完全に。

そうしてやっても、ベリクリーデの奴、全然起きないの。

すぴー、すぴー、と間抜けな顔で寝てる。

…こいつのこの間抜けな顔を見たら、幽霊も出てくるに出てこられないだろうな。

さて、それじゃ電気を消して…俺も寝るとするか。

っと、その前にカーテンを閉めないとな。

俺は窓際に行って、カーテンを閉めようとした。

すると、外がいつの間にか、曇り空になっていることに気づいた。

…この、不穏な重い雲。

昼間はあんなに天気良かったのに…。今夜は一雨来そうだな。

事故物件に、雨の夜…。

…なんか舞台が整ってる感じがして、なんとも言えない不気味な気配を感じるな。

果たして、今夜中に何か起こるだろうか…?