神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

じー、と納豆ご飯を見つめるベリクリーデ。

こんなねばねばした気持ち悪い食べ物、食べたくない、と言うかと思ったが。

「ぱくっ」

ベリクリーデは、何の躊躇いもなく納豆ご飯を口にした。

すげぇ。抵抗ないのか。

「…大丈夫か?臭くないか?」

「もぐもぐ…」

…めっちゃ食ってる。もりもりと。

「良い食べっぷりだなー」

「うわぁ…。ベリクリーデさんは平気なタイプですか」

…みたいだな。

「美味いか?ベリクリーデ」

「美味しい」

…良かったな。

まぁ、でも…考えてみれば、そうだな。

だって、タガメでも、その辺を飛んでるセミでも、バッタでも。

何なら、トカゲだっておやつ代わりに捕まえて食べようとするヤツだぜ?

それなのに納豆は食べられない、なんてことはないだろう。

何でも好き嫌いなく食べる。ベリクリーデの(数少ない)長所の一つである。

むしろ、ベリクリーデが食べられないもの、何?

「じゃあ今度から、食事に納豆が出たらベリクリーデさんにあげますね」

「わーい。やったー」

…自分で食えよ。ルイーシュ。

まぁ、ベリクリーデの食べられるものが増えたということで、良しとしよう。






END