神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

俺がぽかんとしている間に。

「本当ですか。さすが、ベリクリーデさんとジュリスさんは頼りになります」

「でしょー?」

「それじゃ、お二人にお願いしますね」

「おまかせ〜」

シュニィはにこっ、と微笑み。

軽い足取りで、俺の部屋を出ていった。松ぼっくりのクリスマスツリーを手に。

…。

…何してくれてんの?このあんぽんたん。

「…おい、ベリクリーデ」

「なーに?」

確かに、俺は今、この任務を引き受けるつもりだったよ。

でもさ、それはあくまで俺一人のつもりであって。

…断じて、ベリクリーデも一緒に、じゃないはずなんだが?

シュニィも、そこはツッコんでくれよ。

「ベリクリーデさんじゃなくて、ジュリスさんに頼んでるんです」ってさ。

何で当たり前のように了承しちゃってんの?

嘘だろ?

「お前、何勝手なこと言ってんだ?誰がお前と一緒に任務なんて、」

「ほぇ?」

「ほぇ?で誤魔化そうとするんじゃない。ある意味で、今回の任務は、今までにない危険な任務で…」

「ねぇ、ジュリス」

ちょいちょい、と俺の服の袖を引っ張るベリクリーデ。

「…何だよ?」

「今回の任務って、なーに?」

こてん、と首を傾げるベリクリーデ。

…お前、分からずに返事してたの?

「…はー…」

俺は、深々と溜め息をついた。

…分かりましたよ。

諦めれば良いんだろ。はいはい。