神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

それを見ていた、ギャラリー三人組は。

「…何だろう。感動的な場面なんだろうけど、猛烈に『爆発しろ!』って言いたい」

「奇遇ですねキュレムさん。同感です」

「ちょ、お二人共。邪魔しちゃ駄目ですって…!」

…何だよ。

別に邪魔すれば良いじゃん。

俺がいない間、ベリクリーデを気にかけてくれたことには感謝するが。

ここから先は、俺の役目だな。

俺は、ベリクリーデの膝の下に手を回し。

そのまま、ひょいっとベリクリーデを抱き上げた。

所謂、お姫様抱っこである。

これが一番運びやすいからな。

「…よいしょっ、と…」

「ほぇ〜!」

突然抱え上げられたベリクリーデは、奇声をあげていたが。

「このまま、部屋に連行する」

「ほぇ〜。なんれ〜」

なんれ、じゃないんだよ。風邪引いてるんだって自覚してるか?

「それじゃ、キュレム、ルイーシュ、それにシュニィも。あとは俺に任せてくれ」

「おぉ。気にしなくて良いぞ。今度寿司奢ってもらうから」

ちゃっかりしてんな、キュレム。

まぁ、寿司くらい良いよ。世話になったみたいだから。

それじゃ、行くか。

俺はベリクリーデを連れて、ベリクリーデの寝室に向かった。

病人は、まずベッドに寝かせることから始めよう。