神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

あれ、もう完全に恋人じゃん。

膝枕はやべぇよ。

俺なんて、誰にも膝枕なんかしてもらったことないぞ。

ついでに、誰かに膝枕してあげたこともない。

今後も、その予定はまったくない。

それなのに、あの二人…。

完全にやらかしちゃってんな。

「畜生…。人目も憚らず、リア充ムーブを見せつけやがって…」

「キュレムさんにとっては、夢のまた夢、どころか夢のまた夢のまた夢のまた夢、って感じですもんね」

「うん。お前もな」

って、俺達、ここで僻んでる場合じゃないんだって。

俺らはともかくとして、この光景を、もしジュリスが見たら…。

…想像するだけで、恐ろしいことになりそうだ。

「…ヤバくね?この場にジュリスが来たらヤバいことにな、」





「…何がヤバいことになるって?」




…え?

背後から、超不機嫌な声がして。

振り向くと、そこには…超不機嫌な顔をした、ジュリスがいた。

…嘘だろ。