神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

「ベリクリーデ…。俺、もうそろそろ疲れてきたんだけど…」

しかも、ランダムグッズあるある。

同じキャラクターの被りが増えてきた。

はるみちゃん、もう5人くらいいるんだけど。不気味なんだけど。

「そう?…じゃ、休んでも良いよー」

「…どうも…」

ありがとうございますね。

不気味なキャラクターを何度も見ているうちに、俺は精神的に疲れてきたが。

ベリクリーデは、まだまだ元気そう。

「やまのけ、かんかん、はっしゃくさま〜♪可愛いね〜」

しかも、歌いながら。

お前…分かってないだろ、都市伝説…。

とてもじゃないけど、可愛いとは言えないと思うんだが?

…すると。

「…うーん」

…どうした?

突然、ベリクリーデの手が止まったぞ。

「何だよ。とうとう怖くなってきたか?」

「ふぇ?怖い?何が?」

「…いや…」

怖い…ものじゃないのか?都市伝説…。

「私が欲しいの、なかなか出ないなぁって」

なんと。

「目的のキャラがいたのか?」

「うん」

それは知らなかった。

ただ色んな種類を集めたいだけかと思っていたが、欲しいものがあったのか。

こんだけ開けて、まだ当たらないとは。不運だな。

「どれ?どれが欲しいんだ?」

「あのね、シークレットレアなんだけど」

あー、成程。元々排出率が低いのね。

ボロい商売してんなぁ…。一定数買ったら全種類揃うように販売してくれよ。

「何なんだ?そのシークレットキャラは」

「この、くねくねちゃんっていう子」

あー、成程。…それね。

これまた…定番の都市伝説だな。

え?くねくねって何かって?

分からない方が良い。

「欲しいなー」

「さすがにこれだけあったら…いつか当たるんじゃないか?」

いくらシークレットレアと言えど、箱買いすりゃいつか当たるだろ。

…余程、ベリクリーデの運が悪くなければ、の話だが。