神殺しのクロノスタシス〜外伝集〜

ーーーーー…。

…誰か、いる。

「…」

何もないはずの窓の向こうを、じっと見つめた。

その先にいるモノは、かつて、「わたし」を脅かした…。

「…?羽久?」

「わたし」の様子がおかしいことに、真っ先に気づいたのは。

やはり、「わたし」を一番良く知る彼だった。

「どうしたの?…。…二十音(はつね)?」

「…天使…」

「えっ?」

地上に降り立った裁定者。

「わたし」と、シルナ…しーちゃん…の、敵。

…敵、のはずなのに。

「二十音?どうしたの、何か…」

…あれは、敵じゃない。



それを確認した「わたし」は、再びこの身体の奥に戻り、深い眠りについた。