その辺にありそうな居酒屋の貸切スペース。今回はクラス単位での会だけど、20人ほど参加しているのは意外と多くて驚きだ。
そしてそんなに人数がいるにも関わらず、今でも連絡をとっている人が1人もいない事実にも乾いた笑いが溢れる。
あ、いや、瑛くんがいるけどまあほぼ事故、偶然にも程があるのでここでも彼はノーカン。
そんな瑛くんは相変わらず女に囲まれている。本当に昔から、瑛くんのモテ具合も、めげない女子たちも変わらない。
かくいうあたしも変わらない。
あたしがどれだけ負のオーラを出していようが次々と隣に男が寄ってくる。瑛くんも瑛くん、あたしもあたし。
中学のあたしたちは疑いようもなく、男好きと女好きだったのだから。



