「え、瑛くん、レポート、」 「俺は終わった」 「あたしはまだ、」 「知ってる?制服デートって、脱がすまでがデートなんだよ」 「遠足みたいに言わないでよ、」 「しおり作った柚果がそれ言うんだ?」 「嫌?」と捨てられた子犬のように覗き込んでくるあいまいな双眸に反して、彼の手はゆらゆらとシャツの中に潜んでゆく。 首を横にふらつかせる代わりにもう一度あたしからキスをした。